2013/03/10

【 桜の枝先にまで満ちるのは 】


 



梅の花が風に散り出し、桜の枝が紅くなり始めてます。


梅の花弁は丸いのですね。


桜が咲き出すまでのこの時期が
すごく好きです。

二週間くらい前から、枝がピンと張り出し。


今は、遠目から見ると、

桜の木そのものが、紅くなってるのがわかります。

枝々がピンクに。

すごいすごいと毎年思います。


街角で隠れていても、ホロ酔いみたいですぐ判る。


枝先にまでエネルギーが満ちてなんとすごいと思うのです。


見上げる枝は、


神経のような、


シナプスのような。


空気に紅いエネルギーを放ち、

そのエネルギーは愛そのもの。


…みたいなことを思いながら、今朝もレッスン行ってきます♡



私から見える桜の紅い感じは、こんな雰囲気です。

梅は白い気配。


紅い梅も、


桜みたいに紅くないのです。


不思議。








2013/03/09

【 ポラリス、または北極星。】







星の話を聴いたあと、

無性に星が見たくなり。


濁った空は星には遠く、


今夜は宮沢賢治で星を観ます。


牡牛の背中の昴、


オリオンが手を伸ばすプレアデス、

七人姉妹が一等好きです。


歌が示す場所にポラリスはないのだけど、


賢治が謳うのは、

きっともう一つの北極星。
わたしのポラリスは何処でしょう。

賢 治のポラリスはどれでしょう。



北極星だと思ったものは、

本当に北極星でしょうか。


そんなことを思います。



『星めぐりのうた』

あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の  つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。

オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。

大ぐまのあしを きたに
五つのばした  ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。