2012/08/29

〜 自分の軸を探す 〜







ご無沙汰をしておりました、久々の更新です。



昨夜は、yoga studio gllow にて、


チベタンヒーリングのクラス。


夜のお仕事終わりに、心と体を癒していただくひとときです。




このクラスは、夜の9時から始まることもあり、


心拍数を上げずに、股関節などの詰まりをほぐして、


自分の内側と共鳴するのがポイント。





自分に語りかける瞑想を通して、


後回しにしてきた「自分の心と身体」に、


ありがとうね、と伝える時間でもあります。





昨夜は、「自分の軸」がテーマ。





何のために生まれてきたのか、


何をするために生まれてきたのか、


何をしたくて生まれてきたのか。






「自分の軸」を探す旅。


その軸が見つからないから、色んな悩みが生じます。





まずは、身体の軸を感じることから始めましょう。


肉体の軸を見いだすことは、


精神の軸を見いだすことにつながります。




自分の中心に、


大地から、


宇宙から、


優しさを引き込んで、


優しさを吐き出して。






タダアーサナで立ちながら、


会陰部やおしり、内転筋はしっかりとねじり上げて。


親指の拇指丘に体重をかけて。






「優しさ」を自分の中心に流すことは、


「スシュムナー」に愛を流す作業になります。






 「自分の軸」が見えなくなったら。


「優しさ」に繋がることを探しましょう。






自分に優しく。


他者に優しく。





スシュムナーにエネルギーが通り、


愛と感謝で満ちている状態になることこそ、


生まれてきた意味そのもの。



その状態をいかに保つかが、人としての生きる意味になります。





何を通してその感覚を味わえばよいのか、迷うとき。


優しさを軸にしてみましょう。




自分に優しく。


他者に優しく。





自分の心と身体を後回しにすることなく。


他者の幸せや成功を追いかけるのではなく。





自分の真ん中に、


温かい感覚が保てているかどうか。





その感覚を保てる何かを、


丁寧に探って行きましょう。




考えるのではなく、


感じる。






天と地に繋がるためには、


感じるほかはないのです。





真ん中に流れる、


あたたかく尊いものを。











2012/03/31

お抹茶、点前、心に火を灯す。




しばらく、朝にお抹茶を点てていただくの時間がご無沙汰でしたが、


昨日、テレビで敬愛する坂東玉三郎さんが、


毎朝カジュアルな作法でお抹茶を点てて飲まれている様子を拝見。




あぁ、そうだった、お抹茶、と思い。

昨日から、一杯のお白湯の後に、お抹茶を。



茶道部だったので、

あぁそうだった、茶筅は濡らして・・など思い出しながら。




お湯を別の器に高いところから音を静かに奏でながら注ぎ、

まだ温度が尖っているならばお水を指し。



ぬるめのお湯を注ぎ、点てる。



茶道とは、何と瞑想なのだろうと思います。



所作は、どこまでも機能を高め、削ぎ落とし。

そこに生命そのものを味わい尽くすような美を見出し。



これをヨガと言わずして何と言う・・


と思いながら、


甘く点ったお抹茶を頂きます。







少し甘味が人工的で強いですが、

朝の血糖値を上げるのにチョコを2かけ。





なぜ、お茶を【点てる】【点前】と記すのでしょう。


【手前】という言葉も用いられますが、



【点】



諸説あるようですが、【点ずる】の言葉の中に、


< 火を灯す >という意味もあります。



禅の思想も加わり、


< 心に火を灯す >


という解釈は、とても心に響きます。









【 点 】とはなにか。



自分の軸を支える、わずかな一点。


水が岩をうがつ、わずかな一点。


【 点 】を探ることは、


その先にある無限に繋がることだなぁ、


などと思いながら、お茶を飲みました。



すっくりと立った茶筅のバランス、


その穂の開き、


ちゃんと「立って」るなぁ・・としみじみ。




心に火を灯す、ということの、

なんと深淵でありがたいことよ。



お茶の一杯。


されど一杯。



自分の身体に向き合うことの世界が、


点前に秘められているなぁと感じます。




呼吸すること。


身体を前に屈していく動作。


身体が慣れている動きの中から、


慣れを外して、


深淵な一瞬一瞬の違いを味わうとき。




それは心と身体に甘露をしたたらせる、ヨガとなります。




お茶の一杯から、色んなことを思ってしまいます。



心と身体を繋ぐ、瑜伽の師は、


色んなところにいらっしゃるなぁと、改めて感じます。




毎朝の、お茶の中に、コーヒーの中に、


心に火を灯す瞬間を、


どうぞ見出してみてください。




感謝をこめて。






2012/03/30

yogini 31号



今月、3月22日発売の【yogini】31号に、


ちらっと載せていただいております。



吉川めいさんの美しい表紙。









ページをめくると、目次のところに・・・








ファッション×ヨガという特集にて、


easyyoga さんのウェアを着させていただきました♥







「どれどれ〜☆」







「 ボクはこのウェアがいい〜☆ 」





自分の身にまとう衣服への感触を大切にすることも、


自分の身体を大切にする一歩になります。



ヨガをするときに、


自分の身体は心地よさに敏感かどうか、


語りかけながら動いていくのがポイントです。



ウェアも、そんなふうに出逢い、触れ合えたら素敵ですね。



書店で、ぜひお手に取ってご覧ください。



感謝をこめて。





2012/03/26

小さなヨガマスターたち。





今日は、sutudio  gllow 二子玉川で、


アロマフローと、ママ&キッズヨガを代講させていただきました。



初めて、ベビーちゃんたちがいるレッスン。


ワクワク。



今日は普段より多めの参加者とのこと。

赤ちゃん、多い!

みんなパワフル♥



許可を頂いて、始まる前や途中に撮影。


みんなとても素敵素敵。


そして元気なので、声が!

ママに届かない(笑)









マットとコーディネートがあっておられます♥








しばらく、じっとするポーズ中。









レッスン前の、腹ごしらえ。








山積みのブロックに歓喜のマスターたち。











壁隠れ勇者のポーズのマスター。









保育士のマサミさんは、今日が最後とのこと。








ママさんたちから、たくさんのお礼が。









マスターの立ち姿は、本当に素晴らしいです。


絶妙なバランス。

絶妙な体重移動。









四つん這いのポーズ♥










ご一緒に♥









赤ちゃんのポーズ。








雑巾を持って来てくださったマスター♥


カメラ目線でございます。












ちゃんとヨガマットをふいてらっしゃる♥









ちゃんとヨガマット、たたんでくださる!









しかも、別のママさんのマットを♥











今日、私の横で前屈を指導くださったヨガマスター♥


とっても上手でした!!


カメラがお好きで、カメラ目線。








色々と、ご指導くださりありがとうございます♥




小さなお子様がいらっしゃるママは、


ひとときも気が休まることがありません。



そんな中で、少しでも身体を動かして、


身体のエネルギーを整え、


笑顔に繋がる時間であればと思います。




久々に、ちびっ子たちと触れ合い、


そのエネルギーの高さに改めて感銘。



太陽の塊のような、


強く明るくまぶしいエネルギー。



彼らと、


彼らを包むママさんたちが、


いつまでも微笑みに満ちた瞬間と出逢えますように。



感謝をこめて。




2012/03/24

【 身体の記憶 】












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戦うのを止め、
体験に「よい」とか「悪い」とか
ラベルを貼りたがる気持ちを手放しなさい。

どんなふうに感じるべきか、
どんなふうに感じたいか、
期待を捨て、感情と一体になりなさい。

心の治癒力 チベット仏教の叡智
トゥルク・トンドゥップ著
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身体にあらわれた不調をお伺いするとき、

いつも地図を開いているような気になります。



その症状があらわれる原因はどこか。

その症状があらわれる要因はどこか。



例えば、腰が痛い、というサイン。


腰が痛い、これを解決しようと思うとき、

なぜ「腰が痛くなるのか」を、

身体と対話する必要があります。




感情面で何が起きているのか。


これも、とても大事なポイントです。



その不調があらわれたとき、


何が起きていて、どういう感情だったのか。






本日の生徒さんは、腰が定期的に痛むというお話でした。



四つん這いの猫のポーズで背中を温めているとき、

どうも生徒さんの足のご様子に違和感を覚え。




色々とお話をしていくうちに、

ご自身でも忘れていた身体の記憶を思い出されました。




今、不調としてあらわれているのはサインです。


身体が、自分を支え、なんとか踏ん張ってくれているサイン。


これ以上放っておくと、もっと大変なことになるよ、というサイン。



無意識の中に、

身体の記憶がしまわれています。



昔、大けがをしたと親から聞かされたこととか。


大きな病気をしたんだよ、とか。




自分の記憶になくても、


身体の記憶として、不思議と残っていたりします。



静かに自分の身体に語りかけながらヨガを行うと、


そんな忘れていた身体の記憶が甦ってきます。



自分の身体に耳を澄ます。


左右の差、


わずかな差を感じ取っていく。



その作業はなんだか、


過去の地層から貴重な遺跡の跡や、


希有な動物のかけらを見つけることに似ています。



身体の記憶を通して発掘したものは、


自分本来の、魂のかけらであったりします。









2012/03/13

【 あの日の記憶のために。】






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心にいたみ持つ人々の中に
たのしく
心いたみなく 住まんかな

心いたみ 嘆く人々の中に
つゆ心いたみなく
住まんかな

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今日は、いつもお越し下さるIさまのレッスン。





昨日の311はどのように過ごされたかお伺いすると、

あの日の映像を見ては、辛い気持ちを思い出してしまったとのこと。





東京で地震を経験し、

すぐに日常が押し寄せて来た中で、

大事な感情をしまい込んだままの方が、

なんと多いことでしょう。



今日も、奥底にしまった恐怖感や悲しみを、

祈りに変え、

微笑みに変え、

ヨガを行いました。



今日、Iさまと行った瞑想をシェアします。


もしよければ、ゆっくり行ってみてください。

自分の形に変えてもかまいません。



姿勢は座骨を安定させ、緩やかに背骨を伸ばし、

穏やかに呼吸を整えてから入ります。





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自分の内側を、頭の先からゆっくりと、青い光で満たしていきます。






尾てい骨の内側から、背骨の内側をなぞるように、

光の柱を通していきましょう。







腰、背中、首のカーブ、頭のカーブを通って、眉間へ。



まずは眉間に強い光を集めます。

眩しいくらいに光を感じたら、

それを胸までおろしてきましょう。







胸の真ん中が、暖かさを感じるくらいに光を強くします。















さぁ、あの日、とても怖い思いをし、よく頑張った自分に、

胸の光を放って包んであげましょう。







その周囲にいた人々にも、胸の光を届けます。





東京中に、

関東に、

東北に、

日本中に。



夜明けの一条の光のように、

胸から放たれた光がさーっと伸びて行くのをイメージします。





光に包まれた、あの日の自分。





暖かい風を感じてふと顔を上げ、

少し、微笑んでいるのをイメージします。






周囲の人々も、

遠い被災地の人々も、

光の気配を感じ、

空を見上げ、

ふと微笑んでいるのをイメージします。







微笑んでいる彼らを見て、

思わず私も微笑んでいます。







胸が熱いほど、暖かくなっているのを感じて。







そして、胸から放たれた光が、

淡い桃色に変わり、

やがて桜の花びらが舞うように、

胸から花びらが次々に舞い上がって行くのをイメージします。















あの日の自分の足下に。

被災したと遠い人々の肩や頬に。







風に乗って日本中に花びらが届き、

やがてピンクの花びらの風になって、

地球を幾重にも包んで行きます。






彼らが微笑んでいます。

それを見て、私も思わず微笑んでいます。




微笑みが続く限り、

胸からはこんこんと愛に満ちた花びらが溢れ、

尽きること無く、

世界を包みます。







胸が熱いくらいに暖かいのを感じて。








花びらに触れた人々が微笑んでいるのをイメージして。


そして、それを見ている私もまた、微笑んでいます。







その微笑みのまま、



花びらを溢れさせながら、



ヨガをしていきましょう。







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大事なことは、


悲しい思いを抱えたままではなく。




自分の中で、微笑みを満たしてから、


ヨガのアーサナを行ってみてください。





スシュムナーにエネルギーを通し、


それを維持し、保持するためにも、




自分で自分に微笑みかけてあげてください。



「 怖かったね 」



「 よくがんばったね 」



「 大丈夫。」



「 もう、大丈夫 




置き去りにした自分の感情は、


微細なシグナルを放ち、


やがてそれは身体に大きな不調をもたらします。





よくがんばった。



自分の身体に、語りかけてあげてください。





あの大きな揺れを経験し、


誰も、傷つかなかった人などいないのです。




もっと傷ついている人たちのために、踏ん張った自分。



よくがんばったと、


抱きしめて上げてください。




1年。



一人一人、みんな本当によくがんばりました。




内側の自分と、


手をつないで、


ヨガをしてみてください。





愛をこめて。