2016/10/31

【 ちゃんと、導かれている 】



友人に会ったあと、

感じることがたくさんあって、海へ。

美しい夕焼けが広がっていました。




彼女は、

ルパリとタニアの200時間のトレーニングを、

共に受けたヨガインストラクターさん。




怪我でしばらくヨガの仕事からはなれ、

その間に赤ちゃんが授かり、出産、育児。



幸せだけど、

幸せだけど、



ヨガの仕事から離れていることの焦り、

子育てで自分の心と体を磨耗させている疲れ、

このままどんどん、何かを諦めて、

自分を活かせずに終わるのではないか、という不安。




わかる、わかる。

すごく、わかる。



彼女の気持ちを痛いほど感じながら、

出会ったころの彼女、

妊娠中の彼女を思い出し。



あぁ、すごいなぁ、

ちゃんと導かれているなぁ、

彼女に今、必要な試練なんだなぁ、と感じていました。




それぞれに、

それぞれの形で、

本質的に同じような焦りや不安にさいなまれることがあります。




ひどい嵐の中にいるときは、

辛くて、苦しくて、前が見えなくて。




世界から切り離されたような孤独と、

どこにも救いがないような感覚にとらわれ。




なんとか頭では、今ある小さな幸せを数えて、

幸せの灯火を大きくしようとするのだけれど。

全然うまくいかなくて。





がんばればがんばるほど、うまくいかない。




そんなときが、あります。

わたしもそうでした。




きっとあの時の私に、

救いの手を差し伸べてくれた人たちは。


私のことも、

同じように見えていたのだろうと思います。





ちゃんと、導かれている。


大丈夫。






本当に、そう思う。


そして、本当にそうなんです。





ちゃんと、導かれている。


それぞれの、より良き方へ。





だから、ほんの少しだけ、安心してください。


無理に頑張ろうとせずに。




歯を食いしばり、

力をこめて踏ん張って、

息を止めたアーサナは、

求めていた心地良さからは程遠いものです。




彼女を通して、

それは私自身へのメッセージのようでした。



ちゃんと、導かれている。


だから、安心してね。




そんな感覚に包まれた夕焼けでした。