2013/01/07

お腹の太陽に捧げて 〜 七草粥 〜









1月7日は、

無病息災や、疲れた胃腸を整えるために、

七草粥を食べる・・という風習がありますね。




せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、

すずな、すずしろ、これぞ七草。


幼い頃、七草粥を食べる前に、

必ず『春の七草はなにか?』と問われ、

七草をお経のように唱えてからでないと食べ始められず(笑)



大人になっても、

七草を一通り呟いてからでないと、落ち着かなくなりました。



私はすずしろと呼ばれる小さな大根を切るのが好きです。

薄く切っても、 シャリシャリしている食感がカワイイのです。




胃を労ることは、

そのまま『自分』をいたわることに繋がります。



第3のチャクラ、マニプーラ・チャクラは、

肝臓、胆嚢、脾臓、胃、腎臓、消化器系を司り、

『私が私である』ための自信を宿す場所になります。




自分を信じられない、

自分には価値がない、




落ち込んだり、弱ったりすると、

食べ物を受け付けなくなったり、

反対に食べ物を貪ったりします。



胃の声を聴く。

自分の消化の炎の音に、耳を澄ませてみましょう。




私たちは、ついうっかり、勘違いしてしまいます。


口から取り入れた食物は、

胃が消化してくれますが、

まるで『噛み砕いて』くれるような錯覚に陥ります。



体が一番エネルギーを使うのは、

食べたモノを消化し、

中和し、

吸収する作業です。




燃えるからといって、

焼却炉に湿ったものや燃えにくいものをどんどん放り込むと、

うまく燃えず、有毒なガスが発生したりします。




同じことが、身体の中でも起きています。


お腹の太陽は、どんな風に燃えていますか。




自分の身体を大切なものとして扱い、

供物として、

自分自身に食べ物を捧げてみましょう。





他の生命を頂いて、食べ物が食べられるありがたさと、


自分自身の生命が神聖であると噛み締めるありがたさ。



本当は、2つあるのだと思います。





きっと昔から、

一口ずつ、

そうやって食べ物を頂いていたのだと思います。




お腹の奥で輝く太陽に、

捧げるようにして、食べ物を運んでみてくださいね。